新宿区のJR新大久保駅に程近いホテルで男性が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。一緒に入室したとみられる女性がその場を立ち去っていて、警視庁が捜査を進めています。

　12月22日午前10時過ぎ、JR新大久保駅から程近い新宿区百人町のホテルで、従業員から「宿泊客の意識がなく、呼吸もない」と119番通報がありました。男性は心肺停止の状態で発見され、その後死亡が確認されました。警視庁によりますと見つかったのは30代から40代とみられる男性です。男性はベッドの上で裸で横たわっていて、目立った外傷や争った形跡はないということです。男性は前日＝21日の午後8時過ぎに女性と2人でホテルに入りましたが、女性だけがおよそ1時間後の午後9時ごろにホテルを後にしていました。

　警視庁は立ち去った女性が事情を知っているとみて行方を追うとともに、事件と事故の両面で調べを進めています。

＜一体何が…　警視庁は女性の行方追う＞

　ホテルの1室で一体何があったのでしょうか。これまでに分かっていることをまとめました。

　男性が見つかったのはJR新大久保駅から程近い、住宅や飲食店が立ち並ぶ新宿区百人町1丁目のホテルの1室です。

　男性は12月21日午後8時過ぎに女性と2人でホテルに入室したことが確認されています。そしておよそ1時間後の午後9時すぎ、女性は1人で退室しました。その後、午後11時ごろにホテルの従業員が部屋を見に行くと「男性は眠っている様子だった」ということです。一夜明けた22日午前10時ごろ、従業員がもう一度部屋を確認しに行くと、男性が心肺停止の状態だったため消防に通報し、その場で死亡が確認されたということです。

　警視庁によりますと男性は30代から40代ぐらいで、ベッドに裸の状態で見つかり、外傷や争った形跡はありませんでした。警視庁は事件と事故の両面で調べを進めています。