退職代行「モームリ」運営会社に家宅捜索 弁護士に違法あっせんの疑い
事件・事故 - 2025年10月22日 16時15分
退職代行サービス「モームリ」の運営会社が弁護士に仕事を違法にあっせんした疑いが強まったとして、警視庁は10月22日午前、運営会社の家宅捜索に入りました。
弁護士法違反の疑いで警視庁が家宅捜索したのは、退職希望者に代わって退職の意思を伝える「退職代行モームリ」を運営する「アルバトロス」の東京・品川区の本社です。
警視庁によりますとアルバトロスは退職を希望する利用者に対して弁護士を違法にあっせんし、見返りとして弁護士から報酬を受け取っていた疑いがあるということです。弁護士法では弁護士資格を持たない者が報酬目的で法律事務をしたりあっせんをしたりすることを禁止しています。
警視庁はまた、アルバトロスが退職を巡って利用者の会社側と交渉するなど、弁護士法違反に当たる行為が他にもあった可能性があるとみて捜査を進めています。