区長や副大臣に向けられた疑惑に新たな展開です。東京地検特捜部はきょう（16日）、江東区長選をめぐる公職選挙法違反の疑いで江東区にある自民党の柿沢未途衆院議員の地元事務所を家宅捜索しました。
東京地検特捜部の家宅捜索が行われたのは江東区にある柿沢議員の地元事務所です。
「こちらが柿沢事務所です。先ほど事務所に明かりがつきまして人影も確認できました家宅捜索が始まったとみられます」
柿沢議員は4月の江東区長選で、「アドバイザー」として木村前区長を支援し、公職選挙法で禁止されている有料のインターネット広告の掲載を区長に提案したことを認めて法務副大臣を辞任しています。また広告の動画を巡っては柿沢議員の名前で手配された議員会館で撮影していたことも分かっています。柿沢議員は「陣中見舞いで適正だ」という認識を示していますが、特捜部は買収の可能性について区議らを事情聴取するなどして捜査を進めています。