過激な描写の作品を指定し、未成年への販売などを禁じる東京都の「不健全図書制度」について、日本漫画家協会の有志が、きょう（21日）、都議会の各会派に、名称変更を求める要望書などを提出しました。
その後行われた会見で、漫画家の森川ジョージさんらは、「不健全」という名前が、小売り側の自主的な販売規制につながっているとして、よりソフトな表現への変更を求めました。
（漫画家　森川ジョージ　さん）
「子どもの目の届かないところに置くっていうのであればいいんですけども、売れなくなってしまうという事態は由々しき事態だと思っています。」
この制度をめぐっては、おととし12月にも個人の漫画家などから、改称を求める陳情が都議会に提出されていましたが、反対多数で不採択となっています。