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品川区「朝の小1の壁」対策始まる 無償朝食も今年度中に実施予定

福祉・教育 - 2025年5月26日 19時00分
東京・品川区で、児童が学校が始まる前に過ごす「朝の居場所」づくりの取り組みが始まりました。

「朝の児童の居場所確保」事業は小学校進学を機に保育園に預ける時間よりも登校時間が遅くなり、親の出勤時間との調整や子どもが1人になる時間ができたりしてしまう、いわゆる「朝の小1の壁」を解消するためのものです。午前7時半から8時まで学校の多目的室や図書室などを活用し、子どもたちに居場所を提供し、区のシルバー人材センターが見守りを行うということです。

区は戸越小学校を含めた3つの区立小学校で5月26日から先行実施し、秋ごろをめどに全ての区立小学校でスタートさせる予定です。また、区はパンやおにぎりなどを無償提供する朝食支援も今年度中に実施する予定です。取り組み初日に参加した児童は「楽しかった。国語と算数(の勉強をした)。でも終わらせていないものもある」などと話していました。

品川区の森澤恭子区長は「小学校になると(登校時間が)少し遅くなってしまうということで、保護者が就労を続けられなくなったり、保護者が仕事に出かけた後に子どもが1人で過ごさなくてはいけなかったり課題がある。そういったところを行政としてしっかりサポートしていく」としています。

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