高校生が就職活動前に仕事体験 仕事のイメージつかもう
福祉・教育 - 2022年6月21日 20時30分
来年卒業予定の高校生の就職活動が本格化するのを前に、高校生たちの仕事体験イベントが東京都内で開かれました。高校生たちは仕事体験を通して働くイメージを膨らませました。
東京・港区で開かれた高校生向けの職業体験イベントでは建設会社や介護事業者など国内の19社がブースを出展し、事業内容を紹介しました。来場したのは2023年春に就職を考えている高校生らおよそ140人です。生徒たちはそれぞれのブースで仕事に関する作業を体験し、建築会社のブースではモルタルを使ってタイルを貼ってみるなど実際に仕事で使う道具に触れ、どんな仕事をするのか身をもって学んでいました。
主催した就職支援の会社・ジンジブによりますと、高校卒業予定者の就職活動では主に学校などに届く求人票から応募する企業を選ぶため、実際にどんな仕事をするかイメージがつかめないまま就職し、すぐに離職してしまうケースもあるということです。主催者は「限られた求人の中で高校生は仕事を選択していく。イベントを通じ、いろいろな仕事が世の中にあるということに気付いてもらい、自分の将来を考えるきっかけになれば」と話しています。
仕事体験を通して、高校生たちは“働くイメージ”をつかんだようです。各学校に求人情報が届く「求人情報の解禁」は7月1日です。