厚生労働省に新型コロナウイルス対策を
助言する専門家組織の有志らは１９日の会合で、
今後、流行「第９波」が起こり「第８波より大きな規模になる
　可能性も残されている」という見解を示しました。
国内の感染した人の割合が低いことや、
対策の緩和などを理由に挙げています。

見解では、日本は高齢化率が高く、
死者数が「他国と比べても多い状況で
推移する可能性がある」と指摘しました。

さらに高齢化の進んだ地方に
流行の中心が移り、死者数を押し上げることも
あり得ると警告しています。

このためワクチンの追加接種や介護・医療現場の感染対策など
「死亡リスクの高い高齢者や基礎疾患がある人たちへの
対策を継続する必要がある」と訴えました。

また会合で加藤厚生労働大臣は、新規感染者数が緩やかに
増加していると指摘した上で、
「夏に向けて感染拡大が生じる可能性がある」と述べました。