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東京都心は猛暑日続く…水族館でも熱中症対策 ペンギンはミストシャワーでひんやり

地域・まち - 2025年7月8日 19時00分
東京都内は7月8日も午前中から気温が上昇し、東京都心で最高気温35.8℃と、今年一番の暑さを記録し、前日に続き猛暑日となりました。都内各地でも35℃を超え、3日連続の熱中症警戒アラートが発表される中、東京消防庁管内ではこの日、熱中症の疑いで10代から90代の合わせて56人が搬送されました(午後3時まで)。

この連日の暑さに対策が必要なのは人だけではないようです。

豊島区のサンシャイン水族館では飼育する生き物も熱中症になる恐れがあるとして、屋外エリアの生き物の暑さ対策を行っています。日陰をつくる遮光シートを設置したほか、およそ30分置きに15分間ミストを噴射していて、さらにホースで直接生き物たちにシャワーを浴びせて体を冷やしています。この日もミストシャワーを浴びたペンギンたちは気持ちよさそうにしていました。

また、毎日ショーが行われるアシカにはトレーニングの際に餌とともに氷をやって、水分補給もしているということです。飼育員は「夏バテすると餌を食べる意欲が落ちてくる。そういう行動が出ていないかチェックしている」と話します。

一方、生き物たちの体調を気にかける飼育員自身の熱中症対策も強化されています。特にペンギンの飼育員は直射日光に当たる時間が長いため、水分補給や日陰の設置はもちろんのこと、今年からはタイマーを準備して30分ごとに休むようにしているということです。ペンギンの飼育員は「生き物のことを考えていると、つい時間がたってしまうことがあるので、何かしらの合図を出してもらい、休憩に行かないといけないという仕組みをつくった。スタッフが倒れたら生き物の面倒を見られなくなるので、まずはこの暑さの中、スタッフが仕事ができる環境を整えたいと考えている」と話しています。

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