TOKYO MX > ニュース > 埼玉・八潮市の道路陥没事故3カ月 5月中旬にも運転手の捜索本格化へ

TOKYO MX ニュース

東京で暮らし
働く人のためのニュース番組

埼玉・八潮市の道路陥没事故3カ月 5月中旬にも運転手の捜索本格化へ

地域・まち - 2025年4月28日 19時00分
東京都と隣接する埼玉県八潮市で、陥没した道路にトラックが転落した事故から3カ月がたちました。現場では工事が進められ、大きな重機などが並んでいます。事故発生から3カ月となった4月28日に現場を訪れてみると、周辺では下水なのか異臭も感じられました。一方で、事故に巻き込まれた男性運転手の安否はいまだに分かっていません。

今年=2025年1月28日に発生した事故による道路の穴は徐々に拡大し、今も通行止めが続いています。また、転落したトラックに乗っていた74歳の男性運転手の安否はいまだ分かっていません。埼玉県によりますと、男性は陥没した地点から下流およそ30メートル地点に流された運転席部分の中にいるとみられています。埼玉県は4月24日、捜索活動の妨げになっている下水を迂回(うかい)させるためのバイパス工事が完了したとして、5月中旬を目標に捜索活動を本格化する方針を示しています。

陥没事故から3カ月となる中、近隣住民への影響は今も続いています。近隣住民の中には「(下水を)流すのを遠慮しているというか、お風呂も錠剤を入れてきれいにして温めてもう1回入り直したり、できるだけ(水を)流さないようにしている」「進展具合がどうなっているのかがよく分からない。テレビで知るしか方法がないので。積極的に報道がされていないので、そのへんがちょっとと思う」と話す人もいました。さらに、近隣で化粧品店を営む住民からは「(客が)1~2割は減ってしまったかもしれない。(陥没箇所を挟んで反対側に住む)お客さんが多いから、道を迂回したら途中で違うところに行ってしまう」と、客数の変化を指摘する声も聞かれました。

地域・まち