9月11日に東京都内で想定以上に降った記録的な大雨のため、小平市内の道路に敷設されているマンホールのふたが噴き飛び、道路が大きく壊れる事故が起きていたことが分かりました。

小平市によりますと11日、市内を通る青梅街道と府中街道の合わせて2カ所で、大雨によって下水道のマンホールのふたが噴き上がり、周辺のアスファルトが剥がれるなど、道路が大きく損傷しました。けがをした人はいませんでしたが、府中街道を走行していた乗用車がマンホールに乗り上げて激しく壊れたということです。小平市は、短時間に多くの雨水が下水道に流れ込んだことにより、ふたが噴き上げられたとみています。一夜明け、現場付近では広い範囲で道路の補修工事が行われていました。近隣の住民からは「自分の家のすぐ近くでこんなことがあって、人ごとじゃないんだと思った。もちろん点検して直してもらいたい」「（今回の事故のようなことは）こちらとしては予見して回避する行動を取れない。公のところで調査してくれると安心できる」などといった声も聞かれました。

市は復旧作業を急ぐとともに、詳しい原因の調査や、大雨の時に圧力を逃がす新型のマンホールへの交換などを検討しているということです。