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墨田区 ひきこもり支援に「Vチューバー」活用/Sumida-ku uses “V-Tuber” to support “shut-in “.

地域・まち - 2024年3月22日 20時30分
国内で50人に1人との試算もあるひきこもりについて、墨田区が新たな支援を始めます。
活用するのは…
当事者への発信力が期待される「ブイチューバー」です。
(事前公開された配信動画)
「つきだんラジオ~!まぁ校内放送だけどね」
「いいのホントにこんなことして」
女子高生のキャラクターに音声を乗せて配信するのは、つきみとだんごという名前で活動するブイチューバーです。
ブイチューバーはアバターと呼ばれるキャラクターに、自分の声を乗せて配信や動画投稿をする人のことで、墨田区はこれを使った映像を制作する企業と連携し、ひきこもり支援を目的とした映像配信を始めると発表しました。
(墨田区 山本亨 区長)
「少しでも多くの人に情報が届くことを大いに期待すると共に 誰一人取り残さない墨田型共生社会を目指していきたい」

配信する動画は、ひきこもり経験のある配信者の体験談なども交えつつ、明るく気軽に見ることができる内容になっています。
(事前公開された配信動画)
「私がさ、ひきこもり時代のつきみちゃんに話しかけるからさ だめだったら止めて」
「わかった いいよ」
「いい? いくよ?」
「コンコン つきみちゃん 入ってもいぃ~い?」
「あーもうだめ アウト」
「はや!なんで?」
「もうね なんか腫れ物扱い感出てるのよ」
「うわ まじかー」
ブイチューバーを活用した理由について区の担当者は…
(墨田区福祉保健部 関口芳正 部長)
「ひきこもり当事者は自宅から出なかったり、ゲームやパソコンなどの世界に入っていることが多い。なかなかそこに伝わっていかない。アクセスされないというところが課題だった」
墨田区では去年4月にひきこもり支援専用の相談窓口を設置。
その後もひきこもりに特化したウェブサイトを立ち上げるなど、当事者やその関係者に向けて発信を続けてきました。
今回、新たに始める取り組みは、ゲームやパソコンなどに、依存しがちなひきこもりの当事者に向け、身近な「Vチューバー」を使うことで発信力を高める狙いがあります
(墨田区福祉保健部 関口芳正 部長)
「(ひきこもりの人に)自分の思いを伝えられる人が世の中にいるということを知ってもらい、一歩踏み出してもらえれば」
動画は来月から8月までで全21回、配信するということです。

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