東京・西東京市にある商業ビルの駐車場で、健康被害が指摘される有機フッ素化合物・PFASを含む泡消火剤が流出していたことが分かりました。

東京都によりますと3月16日、西東京市下保谷の商業ビルの駐車場で自動車が消火栓に衝突したことで、施設内にPFASを含む泡消火剤が漏れ出たということです。東京都は泡消火剤が地下に浸透した可能性があるとして周囲の地下水の水質調査をしましたが、いずれの地点でも国の暫定基準値を下回っていたと発表しています。

ただし、東京都は近隣の井戸の利用者に飲むことを控えるよう呼びかけるとともに、今後も範囲を拡大して水質調査を続ける方針です。