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“サンマ”で友好関係の東京タワー、大船渡応援の物産展を開催

地域・まち - 2025年3月20日 19時00分
岩手県大船渡市の大規模山林火災の発生から1カ月となるのを前に、東京都内でも支援の輪が広がっています。東京タワーでは3月20日、山林火災の緊急支援として、大船渡市の物産展が開かれました。

大船渡市と東京タワーは2009年からサンマのイベントを通じて友好関係にあり、2011年以降は毎年春に東日本大震災の復興支援として「さんまのぼり」が掲げられています。こうした縁から、山林火災への支援として東京タワーで大船渡市の物産展が開催されました。

会場では大船渡市の特産品のワカメや大船渡の有名な菓子「かもめの玉子」などが販売され、応援メッセージを書き込むコーナーも作られました。訪れた人たちは特産品の購入だけでなく、展示された被災状況を伝える写真や資料などを通じて、被災地への思いを巡らせていました。

東京タワーを訪れた人は「(応援メッセージに)大船渡頑張ってと書きました」「元の生活に戻るにはしばらく期間がかかると思うが、いろいろな場所でこういったことをやれば現地のことも知れるし力にもなれると思うので、ぜひ活動を続けていただければ」などと話していました。

今回の物産展の売り上げは全額支援金として大船渡市に寄付されるということです。大船渡市観光物産協会の担当者は「ありがたいとしか言えない。大船渡に行ったことのない遠く離れた地の人も温かい言葉をかけてくださる。感謝しているし、今回やってよかったと思っている」とした上で「お金も思いも、大船渡市に持ち帰って伝えたい」と話しました。

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