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子どもたちに思い出をプレゼント 「伝統行事」で小学校にお別れを

地域・まち - 2023年7月21日 20時15分
来年3月に廃校となる中野区の小学校なんですが、子どもたちに小学校での思い出を作ってもらおうと、一風変わった体験がプレゼントされました。
1962年に、中野区の白鷺にできた区立西中野小学校。
これまでにおよそ4000人が卒業した学び舎は、少子化を理由に来年3月で、60年以上の歴史に幕を閉じます。
今月上旬、子どもたちに、小学校との思い出を残してもらおうと行われたのが…
(岩城記者レポート)「それがこちら!どじょうつかみです」
校庭に設置されたプールに7000匹近いどじょうが一斉に放たれ、子どもたちは、バケツや手を使って捕まえていました。
(参加した小学生)「どじょうをたくさん取れて楽しかった」
(参加した小学生)「くすぐったくて捕まえずらくてもね、どじょうが可愛いよね」
西中野小学校は、60年前の開校当初、プールがなく、その代わりとして、校舎の屋上で水遊びを行っていました。
その時に、どじょうつかみをしていたため、今回、小学校の卒業生やPTAが中心となって、最後の思い出つくりのために復活させました。
この日は、統合先の鷺宮小学校の生徒と合わせておよそ400人が参加。
50年以上前、校舎の屋上でどじょうつかみを経験した卒業生は・・・
(西中野小学校OB 柳沢康雄さん)「どじょうって今の子は、見たこともないしつかんだこともないし、何回かやっただけでとてもみんな興味を示してくれてそれはよかったなと思います」
西中野小学校として最後の夏。伝統ある行事を楽しんだ子どもたちは、笑顔のあふれる1日となりました。

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