目黒区長選挙 あさって(14日)告示/Meguro ward mayor election announced the day after tomorrow.
地域・まち - 2024年4月12日 20時30分
それでは最初のニュースです。
あさって14日に告示される目黒区長選挙は、これまでに現職と新人の合わせて5人が出馬を表明し、激戦が予想されています。
争点の1つは6期目を目指す現職の「多選」の是非です。
これまでに立候補を表明しているのはいずれも無所属で
▼地域政党・都民ファーストの会と国民民主党が推薦する新人の伊藤悠さん、
▼5期を務めた現職の青木英二さん、
▼自民党が推薦する新人の河野陽子さん、
▼立憲民主党が推薦し、共産党や社民党が支持する新人の西崎翔さん、
▼会社員で新人の瀧下隆行さんの5人です。
(都ファ・国民が推薦 伊藤悠 氏(47)無・新)
「この長きに及んだ区政に一度ピリオドを打って、私が自ら予算を活用し、自ら目黒区政のリーダーとなって、学校と塾の融合、学校の中で塾の機能を受けられる仕組みを確立していきたい。」
現職の多選を批判する伊藤悠さんは、「誰もが住みやすい新時代の目黒」を目指すとして、子育て政策の推進を訴え、教育格差の是正を進めるとアピールしています。
都議会議員の伊藤さんは、小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会の共同代表もかつて務め、都政とのパイプを生かした区政づくりをめざします。
(都ファ・国民が推薦 伊藤悠 氏(47)無・新)
「小池知事は行政手腕、本当に都民の皆さんからも安定性をすごく信頼されているので」
「知事と連携力で私が一番できると思っている。」
(自民が推薦 河野陽子氏(61)無・新)
「この目黒区、20年もリーダーが変わっておりません。変わらない20年間が区役所のなかに停滞感、前例主義、事なかれ主義を生んでいる」
「マンネリ化したこの区政、遅れを取り戻していかなければならない」
区役所が停滞していると指摘する河野陽子さんは、「区民に寄り添った街へ」として区役所のデジタル化を推進し、住民に還元していくと訴えます。
自民党の推薦を受ける河野さんは、国政の裏金問題で逆風を受けながらも、区議会議員として進めてきた実績を強調しています。
(自民が推薦 河野陽子氏(61)無・新)
「私たちは地方議員全員、地方で皆さまの声を聞いて、前に進めてきた自負がある。」
「私を評価していただきたいということに尽きるのかなと」
(立民が推薦 共産・社民が支持 西崎翔氏(40)無・新)
「長らく同じ人物が圧倒的な権力をもつ地位に居座り続けることは、必ず組織が停滞をしてくる緩んでくる、役所の皆さんが絶対的な権力を見て仕事をするようになってしまう、これはどんな組織でも起こりうることだ。」
西崎翔さんは、「古い政治との決別」をかかげ、区政の刷新を進め、多様性のある街づくりの実現をアピールします。
立憲民主党の都議会議員の西崎さんは共産党や社民党からの支持を受け、区民目線の政治を呼びかけます。
(立民が推薦 共産・社民が支持 西崎翔氏(40)無・新)
「既存の政治に対して皆さんが変わらないといけないと思っていると感じている。」
「いまの政治を変えなければいけないという大きな問題意識を共有することで、支援者に呼びかけていく。」
(5期務める 青木英二 氏(69)無・現)
「わたし自身が身を切る改革ということで、退職金を全額返納すると、今回の選挙は大仕事、私の最後の大仕事として訴えている。」
目黒区長を5期20年務める現職の青木英二さんは、「住みやすい街」を進めてきたことを実績とし、6期目を「最後の大仕事」と捉えて、災害対策や保健所の体制強化を打ち出しています。
自らの多選については、「選挙で区民が審判した結果だ」と話し、20年務めたノウハウはアピールポイントだと強調しています。
(5期務める 青木英二 氏(69)無・現)
「きちんと公約を掲げて審判を受けた結果ですのでそれは多選だねというのは結果としてなってるだけの話で」
「経験をしっかりと踏まえながら区長は総合行政だ。これだけよくやればいいというのではない、総合行政としてしっかりとやってきた自負があります。」
(瀧下 隆行氏(41)無・新)
「経済成長できるんだよというモデルとして、目黒を経済成長モデルの都市として実現させていきたい」
「多選への批判」は行わず、独自の政策を主張するのは、IT系の企業に勤める会社員の瀧下隆行さんです。
しがらみのない発想で住民税の減税を進めるとして、目黒区を「経済成長のけん引役」にすると訴えます。
(瀧下 隆行氏(41)無・新)
「サラリーマンとして20年近く働いてきたが税金と社会保険料の上がり具合にびっくりするばかりだ」
「日本の経済成長のけん引役の自治体を目指していきたい」