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建設計画ミスの影響で世田谷区新庁舎完成2年遅れ損害賠償請求検討

地域・まち - 2023年8月2日 13時05分
現在、建て替え工事が進む世田谷区役所の新庁舎建設について建設計画のミスにより完成が2年近く遅れることがわかりました。保坂区長は、延期に伴う損賠賠償額は数十億円になる可能性があると言及しました。
保坂区長:「2年の工程延伸となれば影響があまりにも大きすぎる」「約款上、技術提案のペナルティでいうと、2桁の億」
2027年に完成を予定していた世田谷区の新庁舎。しかし、工事を行う大成建設によりますと工事の計画ミスの影響で新庁舎の完成が2年近く遅れることがわかりました。計画見直しとなった理由は、解体工事と区役所の引っ越し作業が同時にできないことが判明したほか、工事と工事の間に行われる検査期間を短く設定するなどしていたためとしています。保坂区長は、おととい(7月31日)、大成建設の土屋副社長と面会し謝罪を受けたことを明らかにしました。
保坂区長:「建築業界では常識になっているような最初の基礎の基礎のところができていなかった見通しが甘かった詰めが甘かったという謝罪」
区は、大成建設側に損害賠償請求することを検討しているほか、専門家による「工程検証委員会」を設置し、今後の工期短縮が可能かどうか検証を進めています。

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