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渋谷100年に1度の再開発“最終章”へ 2030年度には「駅中心の歩行者ネットワーク整備」

地域・まち - 2025年6月5日 19時00分
“100年に1度”ともいわれる大規模な再開発が十数年にわたって進められている東京・渋谷の街で、駅前再開発が“最終章”を迎えます。一連の再開発で最後となるプロジェクトの概要が発表されました。

オープン前に4000人の行列ができるなど注目された2012年の『渋谷ヒカリエ』の開業をきっかけに、2018年の『渋谷ストリーム』、2019年の『渋谷フクラス』と『渋谷スクランブルスクエア』、さらに2023年開業の『渋谷サクラステージ』、2024年の『渋谷アクシュ』と、渋谷駅を中心に次々と複合施設が誕生し、渋谷の街は進化を続けてきました。そして、その再開発の最後となるプロジェクトの概要が明らかになりました。

6月3日、開発を手がける東急・渋谷開発事業部の担当者は「世界に誇る国際都市・渋谷を目指し、東西南北につながる快適な歩行者ネットワークを整備する」と発表し、これからの渋谷が目指す“巡り歩ける街”に向け、歩行者が歩きやすい通路の整備が進められます。この先およそ10年間の計画では、2030年度に渋谷駅を中心に東西南北を結ぶ歩行者デッキが整備され、宮益坂から道玄坂までのおよそ800メートルが通路でつながります。また、今や渋谷のランドマークとなっている『渋谷スクランブルスクエア』の東棟に並ぶ形で2031年度に新たに2棟の建物が誕生し、1フロア当たりの売り場面積が最大およそ6000平方メートルという、日本最大級の商業施設として完成します。

ハチ公広場などを含めた全体の再開発は2034年度に完成が予定されています。さらなる利便性の向上を目指す“渋谷の街”は、これからもまだもうしばらく進化を続けそうです。

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