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中央区・月島の住宅で火事、一時1700世帯が停電 けが人なし

地域・まち - 2022年10月27日 20時30分
 中央区月島の住宅街で火事があり、周辺は騒然としました。けがをした人はいませんでしたが、この火事の影響でおよそ1700世帯で停電が発生し、一部地域では夜まで停電が続きました。

 10月27日午後1時45分ごろ、中央区月島2丁目の2階建ての住宅から火が出ていると消防に通報がありました。東京消防庁によりますと、消防車など52台が出動し火はおよそ3時間後にほぼ消し止められましたが、火元の住宅と隣の住宅の2棟が全焼したほか、3棟の外壁や窓ガラスなどが若干燃えました。現場では黒い煙を出しながら真っ赤な炎がごうごうと燃え上がり、白い煙が道路を覆い、心配そうに見守る住民の姿も見られました。この火事でけがをした人はいませんでした。

 住宅や飲食店が立ち並び、近くには公園もある場所で起きた火事に、現場近くに住む人は「家の方から煙が出ているので焦って急いで帰ってきたら通れないし、見たらうちの裏だったのでやばいと思って急いで帰ってきた」「煙に対してどう対処していいかという知識があまり普段つける機会もない。とっさに子どもを守って避難できるのか、改めてこういう機会に考えさせられた」「すごい音がした。バーンと爆発音がして停電した。すぐにまた何か他に爆発するのではないかと思い、怖かった」などと話していました。

 この火事の影響で、午後2時前から月島2丁目から4丁目のおよそ1700世帯が停電になりました。近くにある洋菓子店の店員は「2時間以上常温になってしまっているので、もう売り物にならない。奥には材料があってショーケースには商品が入っているが、どちらも電源が止まってしまっているので大変」と話しました。並べてある商品のケーキは全て廃棄しなければならず営業を続けられないため、この日は閉店することにしたということです。

 夜遅くになっても現場近くの一部世帯では停電が続き、大きな影響を与えました。電力会社は復旧作業を続けています。

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