6月16日の東京都内は午前中から気温が上がり、練馬で32.7℃、八王子で32.4℃、都心で31.6℃と各地で真夏日となり、今季最高を記録しました。東京消防庁によりますと16日午後3時時点で、都内で21人が熱中症の疑いで搬送されました。暑さが本格化する中、練馬区は16日から、区内の熱中症対策を強化するため大手コンビニエンスストアのファミリーマートと連携した取り組みを始めました。

ファミリマートは去年の夏、区内22店舗を誰でも無料で一時的に休憩できる「クーリングスポット」として24時間開放しました。今年は開始時期を半月ほど前倒しし、実施する店の数も66店舗まで拡大しました。店頭にはクーリングスポットと書かれたタペストリーが飾られ、店内にはチラシを置くなどして、熱中症の注意喚起を行っています。

利用者からは「すごくいい取り組みだと思う。ひと休みできるのは助かる」「何かがあった時に気軽に立ち寄れる場所が家の近くにあるというのは安心できる。熱中症対策としてとても大事だと思う」などといった声も聞かれました。

ファミリーマート練馬営業所の担当者は「24時間営業のコンビニエンスストアとして、地域住民が一時的に涼を取れるクーリングスポットを提供し、熱中症予防に貢献します」と話しています。