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45年の歴史に幕…「新宿アルタ」が閉館 別れを惜しむ人々の姿も

地域・まち - 2025年2月28日 19時00分
45年の歴史に幕を下ろします。東京・新宿駅前のランドマークとなってきた「新宿アルタ」が2月28日、営業最終日を迎えました。ビルの館内や新宿駅前の広場にはアルタの閉館を惜しみ“最後の一日”を記録する多くの人たちの姿も見られました。

新宿駅東口の「新宿アルタ」はファッションビルとして1980年に開業しました。「アルタ前」は定番の待ち合わせスポットになったほか、かつての人気番組『笑っていいとも!』のスタジオや大画面のアルタビジョンなど、新宿の街のシンボルとして半世紀近くにわたって親しまれてきました。またTOKYO MXも開局20周年の記念番組を放送したほか、今年=2025年2月24日にも『5時に夢中!』の番組でコラボレーションして中継を行いました。

新宿アルタを運営する三越伊勢丹によりますと近年は集客に苦戦し、収益の改善が困難だと判断したということです。最終日となったこの日、アルタ前には午前中から多くの人が訪れ、写真を撮るなどして閉館を惜しんでいました。別れを惜しむ人からは「『笑っていいとも!』をよく見ていた。最後なので来てみた。悲しいですね」「昔は今みたいに携帯電話もなく、新宿に来たら一番分かりやすいのがアルタ前だった。それが一番の思い出」などといった声も聞かれました。

建物を所有するダイビルによりますと、今後のビルの用途は決まっていないということです。

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