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多摩モノレール延伸“新駅周辺の街づくり”新計画を発表 瑞穂町/Tama Monorail extension, new town-building plan.

地域・まち - 2024年8月28日 20時00分
東京・瑞穂町は多摩モノレールの延伸計画で2つの新たな駅が造られることを踏まえた「駅周辺の街づくり計画」を発表しました。モノレールの駅を起点として、地域全体を活性化させる方針です。

多摩モノレールは多摩地域の上北台駅と多摩センター駅のおよそ16キロを結ぶ交通網で、北の終点・上北台駅(東大和市)からJR箱根ケ崎駅前(瑞穂町)までおよそ7キロを延伸して、7つの駅を新たに造る計画が立てられています。箱根ケ崎駅では、JRの駅から100メートルほど離れた道路上が延伸ルートとして計画されています。

2つの駅が設置される予定の瑞穂町はこのほど、駅周辺の街づくり計画を発表しました。新たな駅を中心として商業施設や地元商店のにぎわいを創出していくことや、バスの停留所や駐輪場を新たに作ることで、地域全体を行き来しやすくしていく方針です。瑞穂町に住む人からはモノレール延伸に期待する声が上がる一方で、現在の交通に関する課題も聞かれました。町民は「駐輪場ももっと増やしてほしい。狭いかな」「本来なら(JR箱根ケ崎駅と)1つの駅にしてもらいたいよね。そこまで歩かなきゃならない」「バスも少なくなってきている。(モノレールが)できれば便利でいいのでは」などと話しました。

瑞穂町は新たな街づくりの計画について、9月2日まで町民からの意見を募集しています。

<2つの新駅で街づくり 具体的な計画は?>

2030年代半ばの開業を目指すモノレール延伸に伴う、瑞穂町の新たな街づくりの計画について詳しく見てみます。

まず、JR箱根ケ崎駅すぐそばに設置される予定の新たな駅については、現在の箱根ケ崎駅の前には中心地にふさわしい商業機能が不足しているとして、駅周辺に病院やスーパーマーケットなどの誘致を検討していて、交通だけでなく生活もより便利になるよう開発していく方針です。また、新青梅街道に新設されるもう1つの駅については、これまでの車による移動から徒歩や自転車による移動に切り替わることを想定して、駐輪場やバスの停留所を新設する計画です。

瑞穂町は今回の計画への町民の意見を募集した上で、2025年度から具体的な調査を始める方針です。

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