今年もクリスマスがやってきました。しかし、今年の家庭には物価高の波が押し寄せています。

クリスマスイブを迎えた街のケーキ店にはきらびやかなケーキがたくさん並び、真っ赤なイチゴやかわいいサンタクロースが飾られています。クリスマスの食卓に欠かせないケーキですが、ケーキを購入した人からは「高くなりましたよね。びっくりしている」「前は500円ぐらいで（カットケーキが）買えたのが、今は600円を超えている」などといった声も聞かれました。

ケーキの主な材料となる卵は価格が去年の同じ月に比べおよそ2割、イチゴやチョコレートは3割ほど高騰していて、東京・北区にある店では12センチサイズのホールケーキを去年より150円値上げしました。帝国データバンクによりますと今年のクリスマスケーキの平均価格は4740円で、4年前より900円近く上昇しているということです。

物価高が続く中、街の人はさまざな工夫で“節約のクリスマス”を過ごそうとしているようです。中には「きょうの料理の仕込みで、野菜も肉も高かった」「ひと頑張りしてケーキも作ろうかと。だけど、入れるのも、イチゴは高いかなと。違うものにしようかなと考えてしまう」「イチゴ、高いよね」と会話をする2人組や、「チキンを丸ごと手作りで、自分で家で作った。1000円以上抑えられた」と話す人もいました。また「（価格高騰を感じるのは）一番はやっぱり旅費。旅行代の1泊のホテル料金などが全体的に上がっている気がする。1.5倍とか」と話す人もいました。