檜原村の吉本村長はきょう（20日）の会見で産業廃棄物処理施設の建設計画について、事業者が計画を断念したことを確認したと発表しました。
（檜原村　吉本昂二村長）「小型焼却炉　最終処分場　廃プラスチック処理施設について、現状ではやるつもりは無いと回答をいただいた」
檜原村では去年3月産廃処理業者が所有する人里地区の敷地内に焼却場を建設する計画が立ち上がり地元住民の反対運動が起こっていました。
今年4月には事業者が焼却場の建設に必要な水の確保ができないことを理由に計画を取り下げましたが、反対住民の間では計画の再浮上が懸念されていました。
吉本村長はきょう（20日）の会見で今月5日に事業者の社長と面談を行ったことを明らかにし、焼却場の建設について「現状ではやるつもりは無い」という回答を得たと話しました。
吉本村長は今後、同じような産廃騒動が起きないよう厳しい規制をかけるための条例の整備に取り組むとしています。