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日暮里・舎人ライナー“日本一混雑”緩和へ実証実験 シャトルバスを1日3本運行

地域・まち - 2025年9月5日 19時00分
東京・荒川区にある日暮里駅と足立区・舎人地区の9.7キロを結ぶ「日暮里・舎人ライナー」は1日平均およそ9万人が利用する“地域の足”ですが、通勤ラッシュ時間帯の混雑が長期にわたる課題となっていて、混雑率は5年連続全国1位となっています。そこで東京都と足立区が連携して、バスを活用した混雑緩和に向けた実証実験を行うと発表しました。

実証実験は民間のバスを借り上げて舎人ライナー沿線を運行するもので、平日の午前7時から8時の間で3便を予定しています。ルートは江北駅前を出発し、降車ポイントとして西日暮里駅前を経由して日暮里駅前までをつなぎます。期間は今年の12月下旬から来年=2026年3月下旬までを予定していて、かかる経費は東京都と足立区が半額ずつ負担するということです。

東京都の小池知事は9月5日の会見で「足立区からの要望もあり、東京都と足立区で合意し、発表となった。これからも実施に向けて、足立区と共に準備を進めていく」と述べました。一方、足立区の近藤弥生区長は同じ日の会見で、混雑問題の解消の一手となるよう実験に取り組みたいとして「毎日毎日の通勤にストレスがかかるということを考えると、沿線を選んで足立区に転入してきた人が、これが毎日続くのではということで転出につながっても困る。できることは全てやっていきたい」と話しました。

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