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今年のバレンタイン商戦…“カカオショック”の影響は? チョコレートの代替品も

ビジネス - 2026年1月7日 21時00分
正月気分がまだ残る中、東京都内の百貨店で2月のバレンタインデーに向けたチョコレート商品のお披露目会が開かれました。会場には日本初上陸のチョコレートやジャスミンの茶葉を使用したものなど、チョコレート商品が多数ラインナップされました。

一方で今年のバレンタインにも影響を与えているのが「カカオショック」です。原材料となるカカオ豆の価格は2023年以降急激に高騰し、現在は下がったものの依然として高止まりが続いています。

東京・台東区上野にある菓子店では、カカオショックの影響でチョコレート製品が3年前に比べて6割以上値上がりしています。チョコレート売り場にはいろいろな種類の商品が並んでいますが、板チョコは200円を超えています。店の担当者は「板チョコは以前は120円ぐらいだったのが、今は200円ぐらいになっている。価格としては手が出せる出せないという範囲になってくる」とした上で「グミキャンディーの方にお客さんが流れている傾向はある」と、売り場の実感を語りました。

チョコレートの値上がりが続く中、価格を抑えるため、カカオの含有量を減らし、その分を植物性の油脂で補った「準チョコレート」の製品が多くなってきたといいます。担当者は「チョコレートから準チョコレートに変化している。その辺で価格を抑えているものは結構ある」と話します。

値上がりが続く状況に、消費者からは「高いし、下手すると同じ値段かと思って買ったら量目が少なかったりする。バーゲンとか安い所、いろいろな催し物に行って、安いものを探している」「カカオのパーセンテージが高いものは結構高くて、手が出ない時がある。主人が好きなので買ってあげたいが、手が出ない。これからバレンタインが来る。以前は板チョコもお菓子作りに使っていたが(これほど高いと)考えてしまう」といった声も聞かれました。

カカオショックの影響を抑えるため、百貨店のそごう・西武が掲げた今年のバレンタインのテーマは『チョコか、チョコ以外か』です。チョコレート以外の商品を去年の2倍に増やし、売り上げ向上を目指すとしています。

“見た目はチョコレート”という商品は、食べてみると味と香りはコーヒーそのものです。カカオ豆の代わりにコーヒー豆を使用したこの商品は価格を抑えながら、見た目と口溶けはチョコレートのような新感覚のスイーツになっています。

百貨店の担当者は「カカオ豆自体も年々30%近く(価格が)上がっている中で、チョコレート、カカオを使わないような普通のクッキーや焼き菓子、チョコレートより価格が張らないような商品にもお客さまの需要が高まっている」と話しています。

長引くカカオショックの影響の中、チョコレートに代わる新たなバレンタイン商戦が展開されそうです。

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