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お中元商戦“5類移行”でトレンドに変化

ビジネス - 2023年5月31日 20時05分
デパートやネット通販でお中元商戦が始まりました。今年は、新型コロナが5類に移行したことから新しいトレンドの商品が人気を集めています。
「エイッ、エイッ、オー」日本橋三越本店にきょう(31日)午前オープンしたのはお中元のギフトセンターです。
「開店と同時に多くの客がギフトセンターに向かっていきます。」今年のお中元の商品は、創業350年周年を記念しシンボルのライオンが描かれたお菓子のほか東京国立博物館などとコラボし著名な絵画がプリントされた缶ビールなど、約1900種類が用意されています。
「手土産で持っていくいくようなかたちの物を購入しました。行った先でお話とかしながらみんなで楽しく食べられたらなと」
担当者は新型コロナが5類に移行したことを受け、この夏、久しく会っていなかった人への手土産として持っていくお菓子などに需要が高まっていくのではと話しています。
担当者:「ギフトというのは人と人をつなぐ架け橋になるものだと考えてますので本来のそういう使い方をしていただけると我々としてもうれしい」
脱コロナによる変化はインターネットでのお中元商戦にも…。ネット通販大手の楽天市場が発表した今年のトレンドは…
楽天市場セールスプロモーション課本間萌さん:「フォーマルに贈るよりもカジュアル化がすすんできている」
お中元のカジュアル化…それが分かるこんなデータがあります。こちらは楽天市場がお中元を特集した期間中にのしを付けずに贈られた商品の流通額を表したグラフです。2019年からわずか3年で約2.4倍にまで増えておりお中元を、よりカジュアルに贈っていることわかります。それに伴いお中元の中身も変化していてフルーツやビールセットといった定番の商品だけでなくふりかけセットや…人気牛丼チェーンの牛丼の元…クッキーを詰め合わせたプチギフトなど手軽に贈れる商品が人気だということです。楽天市場ではこうしたカジュアル化の背景にもコロナ禍が関係していると分析します。
「コロナ禍を経て近しい間柄の家族や友人に会えない代わりにギフトを贈るというところから、取引先など儀礼的に贈るギフトからより親しい人に贈るギフトに移り変わっていると考えている」
脱コロナで変わるお中元商戦…続々登場する新商品に注目です。

ネット販売大手の楽天市場ではお中元のカジュアル化がすすんでいるようですがその流れはこんな商品の人気にも繋がっているようです。こちらに並んでいるのは全てカードが贈られてそこからインターネットでアクセスしたウェブサイトの中から選んだ商品を受け取るカタログギフトの商品です。防災セットや日用品そして子ども服など贈る人に合わせた特化型のカタログギフトが売り上げを伸ばしているということなんです。楽天市場では「親しい人だからこそ、その人が欲しいお中元を贈りたい」というニーズが顕著になっていると分析しています。

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