“暑さ対策グッズ”異例の売り上げで欠品も 東京都心は6日連続の猛暑日/Unusual increase in sales of goods to protect against heat
ビジネス - 2024年7月31日 20時00分
東京都心は7月31日も35℃を超え、6日連続の猛暑日となりました。猛暑対策への関心の高まりを反映し、都内の雑貨店では日傘をはじめとした“暑さ対策グッズ”が異例の売り上げを記録する事態となっているようです。
都心は31日、雲が広がり日差しは和らいだものの、蒸し暑い一日となりました。この日も熱中症警戒アラートが発表される中、暑さや紫外線への対策として街でよく見かけるのが「日傘」です。女性だけでなく男性も持つようになった日傘の売り上げが、都内の雑貨店で急増しています。雑貨店・ロフトの広報担当者は「日傘を差す男性が街中でも多く見られるようになったが、実際に売り上げも伸びている。ロフトでは前年同時期に比べて売り上げが3.5倍になっている」と話します。担当者によりますと、今年は特に男性の日傘需要が高まっていて、その影響で日傘全体の売り上げは去年に比べおよそ1.3倍に、男性用はおよそ3.5倍に急増しているということです。他にも、この夏の暑さ対策として注目されているアイテムが「日傘に取り付けられるハンディーファン」です。片手が空くので、ストレスなく涼を取ることができます。猛暑が続く中、複数の暑さ対策グッズを併用する人が多く、よりコンパクトで持ち運びに特化した商品が人気だということです。このため、軽くて小さいハンディーファンは去年に比べ2倍ほどの売り上げに、首元を冷やして体温をさげるネッククーラーは欠品が相次いでいるということです。
危険な暑さのこの夏、対策グッズに頼る期間が今後も続きそうです。
<暑さが続き購買行動に>
熱中症対策グッズの売り上げの伸びについて、ロフトの担当者は「去年の記録的猛暑を受けてグッズへの関心が高まっていた中で、今年も引き続き危険な暑さが続くということで購買行動につながったのでは」と分析しています。