東京23区の新築マンション、2年連続で1億円超 労務費増加・資材費高騰で拍車
ビジネス - 2025年4月22日 11時00分
昨年度=2024年度に東京23区で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格が前年度と比べて上昇し、2年連続で1億円を超えました。
不動産経済研究所によりますと、昨年度に23区で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は前年度と比べて11.2%上昇し1億1632万円で、年度として2年連続で1億円の大台を超えました。人手不足による労務費の増加や資材費の高騰が物件の値上がりに拍車をかけました。
建設現場で2024年4月から時間外労働の上限規制が設けられて工事期間が延びたことが影響し、供給戸数は25.5%減った8272戸でした。価格高騰で一般の人が手を出しづらい状況になっていて、販売会社側が富裕層などに照準を合わせて、駅前をはじめとする好立地の物件に絞る動きも続いています。