脱炭素社会の実現に向けた動きが国内外で加速する中、きのう（26日）都内では世界初となる水素で燃やした炎を使って調理を行うレストランが公開されました。
水素関連のベンチャー企業が運営するこのレストランは、調理に水素を燃料とするコンロを用いたり、電気も水素から発生させたものを店内で一部使用するなど「世界初の水素レストラン」をうたっています。
「こちら鹿野地鶏のむね肉になります。」運営会社によりますと、水素で燃やした炎による加熱調理は二酸化炭素を排出せず、ガスの炎に比べて火力が強いため調理時間が短くなるほか、発生する水蒸気で食材が蒸し焼きのようになるため旨みが逃げにくいなどの特徴があるということです。
「このお店はショールームの要素を持っているので」「多くの店舗にこうした技術あるいはCO2を出さない店の経営というものを伝達をしていきたい」
レストランはホームページから事前予約制で来月12日のオープンを予定しています。