中国渡航自粛で…茶道体験は団体キャンセル続く 浅草「日中関係が戻ったら来て」
ビジネス - 2025年11月21日 21時00分
中国の日本渡航自粛は多くの観光客が集まる東京・浅草の街にも影響が出ています。
台東区浅草にある茶道体験ができる教室では、客の9割が外国からの観光客です。このうちの1割が中国からで、年間およそ3000人に上っています。しかし今回の渡航自粛の影響で、中国の旅行会社などから予約のキャンセルが相次いでいるということです。
11月21日、予約を管理する端末で来週のスケジュールを見せてもらうと、茶道体験教室を運営する女性は「24、26、27、29日に本当は予約が入っていたはずだが、団体客4組がもう消えている状態。全体で160人ということなので、影響は大きい」と話しました。運営する女性によりますと、中国の旅行会社と連携して学生の団体客も受け入れていますが、16日に日程変更の可能性があると連絡があり、その後、20日には全てキャンセルになってしまったといいます。この分だけでおよそ60万円の損失が出ているということです。
代表の女性は「いままでもそうだが、楽しみにしてもらえるような対応していく。キャンセルのあったお客さまにはメールで『また日中関係が戻ったらぜひお越しください』と送ります」と話していました。