個性的!ユニークホテル、東京都内に続々開業
ビジネス - 2019年8月14日 18時30分
東京都内に個性的なホテルの開業が相次いでいます。訪日外国人を意識した日本の文化や芸術をテーマにしたホテルから、“夢の体験”ができるホテルまで、さまざまな「ユニークな特徴」で集客を狙うホテルを取材しました。
浜松町駅から徒歩8分の場所に8月1日オープンした「ホテルタビノス浜松町」は、館内に入ってみると、そこに広がるのは「漫画の世界」です。ここは、日本が世界に誇る「漫画」の空間をイメージして造られたホテルです。オープン前からインターネットを通じて「写真映えする」と世界中で話題となり、若者を中心とした外国人観光客に早くも人気となっています。例えば、ある客室は「卵を割って、目玉焼きを作る」という朝食をテーマに、一つのストーリーが、ロールカーテンやベッドカバーなど客室全体で描かれています。世界に誇る「クールジャパン」の代表でもある漫画で、観光客の取り込みを狙います。
築地駅から徒歩1分の場所に7月オープンした「ホテルオリエンタルエクスプレス東京銀座」は、銀座の画廊と連携した、えりすぐりのアート作品が展示されています。部屋に展示されている絵画は全て複製品ですが、気に入ったものがあれば、その原画を購入することができます。今後は、扇子やポストカードなどさまざまなアイテム化を検討しています。
空港に隣接する「羽田エクセルホテル東急」には、航空ファンから愛されるボーイング737のシミュレーターが設置された「スーペリアコックピットルーム」が登場しました。宿泊プランは「画面から見える景色やコックピット全体を見て楽しむ」ものですが、別料金を支払えば操縦体験もできます。実際に使用されていた操縦席に座って操縦かんを握れば、自らの手で大空を旅するフライトへとテークオフ──。まさに「夢のパイロット体験」です。
個性豊かな「おもてなし」を提供するホテルによって、東京の魅力がさらに高まりそうです。