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第3の食材保存「ZEROCO」とは?

ビジネス - 2023年4月12日 20時20分
食材や食品の保存方法として、冷蔵・冷凍に次ぐ、
新しい保存方法が12日発表されました。
それが…
 「ZEROCO(ゼロコ)」と呼ばれるもので、
これまでの常識を覆す革新的な技術となっています。

「ゼロコの記者発表会見にやってきました。
食卓のようなテーブルが並んでいまして、
ここに座りながら発表が行われるということなんです。
どういった会見になるのでしょうか」

「ゼロコの事業を始動致します」

食材の鮮度を冷凍せずに長期間、保ちながら、
品質も落とさないという、世界初の技術「ゼロコ」。
ワイヤードカフェなどの飲食店100店舗を経営する
楠本社長が立ち上げた新事業です。

「こちらには様々な食材が並んでいるんですが、
ゼロコで長期保存した場合の
すごさを表しているんですが、
アボカドで見てみますと、62日経っているということで、
ゼロコで長期保存した場合、
買ったばかりのような見た目で、一目瞭然ですよね」

こちらのバラもゼロコで保管されたもので、
その期間はなんと49日間。食材以外も可能なゼロコは、
こちらの温度が約0℃で、湿度が100%弱の
保管環境を実現することで、
鮮度を保ったまま長期保存が可能になるということです。

さらに ゼロコを冷凍前の予備冷却として使用すると、
ドリップや冷凍焼けなどを防ぐことも…

気になる味のほうは…?ゼロコで保存後、
約3カ月冷凍し、常温で解凍した海苔巻きを試食しました。

「うーん」「ご飯の一粒一粒の旨味も残っていますし、
結構弾力もありますね巻かれた具材もしっかりと海苔巻きの味をしていて、
3カ月前に作られたものとは思えないですね」

同じ条件でおよそ3カ月冷凍されたショートケーキも、
クリームはしっとり、スポンジはふわふわで、
出来たてと変わらない美味しさが保たれていました。

その着想のヒントが日本の伝統的な雪下野菜だというゼロコ。
世界に広がるフードロス削減や、食糧危機にも
向き合っていくとしています。
社長:「日本人が昔から知っていた知恵、
海外の方はご存じなかったのでは
ないかと、それがちゃんとこれから先の人口爆発する人類へ貢献する、
この痛快なストーリーをちゃんと育てたいなと思いますね」

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