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東京都が「お台場トリエンナーレ」枠組み見直しを発表 フジテレビから「困難」と申し出

文化 - 2025年2月25日 19時00分
一連のフジテレビの問題が東京都の事業にも波紋を広げています。東京都は2月25日、フジテレビなどと共催で予定していた国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ」について、現状の枠組みでの開催は見送り、計画を見直すと表明しました。

東京都によりますと21日、フジテレビから「主催者として関係者の理解が得られず協賛の確保が難しいことから、開催準備の継続が困難」と申し出があったということです。東京都は今回の背景に、一連のフジテレビを巡る問題があるとみています。今回の計画の見直しについて街の人からは「せっかく大きなイベントをお台場でやるはずだったのに、フジテレビの問題で10月開催ではなくなるのは残念」「フジテレビにはしっかりとした対応を最後まで貫いて、予定通りの美術展を開催してほしい」「楽しみにしていた人にとっては残念だと思うが、事情が事情なので仕方がないのでは」など、さまざまな声が聞かれました。

東京お台場トリエンナーレは10月から12月にかけてフジテレビ本社やお台場海浜公園などを会場に、草間彌生さんなど現代美術家らの出展を予定していました。東京都はこれまでに広告費用やアーティストの作品制作費などに昨年度=2023年度と今年度=2024年度でおよそ1億2600万円を支払ってきましたが、フジテレビなどでつくる実行委員会は全額を返還する意向を示しているということです。

今後は実行委員会を新たに作り直すとともに、芸術祭の名称を含めて検討し直すということです。

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