TOKYO MX > ニュース > 訪日観光客、半年で“最速”2000万人突破 高尾山では訪日客への対応力向上研修会

TOKYO MX ニュース

東京で暮らし
働く人のためのニュース番組

訪日観光客、半年で“最速”2000万人突破 高尾山では訪日客への対応力向上研修会

文化 - 2025年7月16日 19時00分
日本政府観光局は7月16日、今年=2025年上半期(1月~6月)の外国人観光客数がおよそ2151万人だったと発表しました。過去最速で外国人観光客の数が2000万人を突破したこととなります。

外国人観光客が増加の一途をたどる中、東京・八王子市の観光スポット・高尾山も人気になっています。

高尾山は都心からのアクセスがよく標高599メートルと気軽に登れるため、外国人観光客も多く訪れています。この日も雨にもかかわらず、外国人観光客の姿が多く見られました。台湾から来たという観光客は「空気がとてもきれいで都会と違っていい」、アメリカからの観光客は「ケーブルカーも温泉もすてきだった。これから山頂に向かって歩き、猿園にも行く」などと話していました。

海外にもその魅力が広まる中、高尾山にある薬王院では15日、僧侶や土産物店の従業員らが外国人観光客への対応を学ぶ研修会が行われました。観光案内に特化したグループワーク形式での実践的な英会話を練習したほか、文化の違いを踏まえて、あいさつや目を見て話すことの大切さを伝える講義が行われました。参加した20代僧侶の男性は「無理に難しい言葉を使わずに相手に伝えることが第一の目的だと教えてもらったので、不得意だが分かりやすい言葉で伝えたい」、土産販売店の40代男性は「笑顔で目を合わせて話すという基本的なことを学んだ」と感想を語りました。

薬王院では今後も研修を重ね、英語力やおもてなしの心を磨いていくということです。高尾山薬王院の担当者は「インバウンドの人が来ることが多くなってきて、特に対応が遅れているところが言葉。メニューや商品の説明がまだ足りないところがあるので、そこを向上しつつ、積極的にお出迎えしていければ」と話しています。

文化