「都民の日」を迎えた10月1日、東京都の発展や都民生活の向上に力を尽くした人に贈られる「名誉都民」の顕彰式が東京都庁で行われました。

名誉都民に選ばれたのは、映画などの字幕翻訳を通して海外作品の魅力を伝え、ハリウッドスターの通訳も務める字幕翻訳家で通訳者の戸田奈津子さん（89）ら3人です。

また、長年にわたって鉄鋼業界の発展に寄与し、東京商工会議所などの会頭を務め中小企業の活性化に貢献するなど、幅広い分野で活躍する日本製鉄名誉会長の三村明夫さん（84）と、映画やテレビドラマで活躍している俳優の草笛光子さん（91）も選ばれました。

3人は小池知事から称号記と名誉都民章が贈られました。戸田さんは「今後も末永くこの東京がもっと発展し、人間が優しく、そして生きる価値のある街にしていただけることをお願いする」とあいさつしました。