一足早く「社内成人式」で祝う 人材流出防止も…自社サービスを体験
文化 - 2026年1月6日 21時00分
東京・港区の企業で1月6日、今年度に二十歳を迎える社員を対象に一足早い独自の成人式が開かれました。快晴の下、色鮮やかな振り袖や紋付きはかまに身を包んだ若者たちの姿がありました。
結婚式や宴会を手がける八芳園では、二十歳を迎える社員を対象に「社内成人式」を60年以上続けていて、立ち会うのは家族ではなく会社の同僚や重役たちです。もともと、地元に帰省することが難しい新成人のために始まったこの取り組みですが、別の狙いもあるようです。
少子化や人手不足で社員の採用が売り手市場となる中、八芳園では着付けやメーク、写真撮影など自社のサービスを体験することで働く意欲を高め、さらに人材流出を防ぐ目的も兼ねているといいます。八芳園の関本敬祐総支配人は「会社に長く勤めてもらうということも考えとしてはある。自社のサービスを体感しお客さまに自分の口で伝えられることは、働いているスタッフの自信になる。それが仕事のやりがいにつながっていけばいい」といいます。
“第二の家族”から祝福を受けた若手社員たちの表情には、晴れやかな決意が満ちていました。二十歳を迎える社員は「逆に自分がサービスを受ける側として、着付けやヘアメーク、撮影をしてもらった。作る側としても頑張りたいという気持ちになった」「自分は調理をしているので、皆さんに認められる料理人になりたい」などと決意を新たにしていました。