日本独自の「ランドセル」外国人の反応は?【TOKYO LENS】
文化 - 2026年1月28日 20時00分
タイトル:日本独自の「ランドセル」外国人の反応は?【TOKYO LENS】
外国人記者の視点で東京の魅力や課題をお伝えするTOKYO LENSです。
取材したのは中国出身で中国語・日本語・英語を話す報道部の曹蒙記者です。
今日取り上げるのは「ランドセル」です。
日本の多くの小学生が使うランドセルは外国にも広まりつつあります。都内でも職人の技術でランドセルを作る工房があり、取材しました。
日本では小学生のほとんどが使うランドセルですが、海外では珍しい存在だといいます。
曹:「中国の小学生は一般的に布製のリュックを使うため、日本に来るまではランドセルを見たことがありませんでした。このランドセル、他の国の人たちはどう感じるのかを聞いていきます」
アメリカから:「これは何かわかりますか」
「バッグ…ということしかわかりません」
「では持ってみてください」
「おお、意外に軽いですね」
「実は日本では、ほとんどの小学生がこれを使っています」
「え、小学生用なんですか。かわいい、すごくかわいく見えてきました。最高ですね」
アメリカから:「自分が小学生だったら、これを使いたいです。今まで使ったどんなリュックよりもいいです。本当に高品質です。50年くらい使えそうだし仕事にも持って行けそうです」
カナダから:「すごく素敵で、遠くから見ても『学校に行く子どもだ』と分かるのがいいですね」
初めてランドセルに触れて感心する人がいる一方で、すでに知っているという人もいました。
トルコから:「これはとても頑丈な学校用の鞄ですよね」
こちらのトルコから来た女の子は、日本のアニメで見て憧れていたといいます。実際に背負ってもらうと…
トルコから:「最高だわ。幸せ!大好き」
外国人から品質や形が高く評価されるランドセルについて、専門家は近年海外で人気が高まっていると話します。
専門家:「外国の方から見るとすごく不思議なカバンなんですね、あの形が。かわいいとかお洒落だということで、一時期ハリウッドスターが背負い、広がったというのがあります」
「実際にインバウンドの方たちがお土産でランドセルを買っていかれます」
ランドセルの歴史は古く、およそ140年に及びます。革が手に入りづらかった時代には、ブリキや紙でできたランドセルもありました。その後、形や機能が進化し、今では多彩なカラーバリエーションが展開されるまでになりました。
そんなランドセルは、どのように作られているのでしょうか。足立区にある工房を訪れました。
中村鞄製作所では、すべて手作りでランドセルが作られています。およそ20人の職人が、様々な思いをもって作業に携わっています。
職人の峰島さんが担当しているのは、ランドセルの角の部分です。擦れやすい角を美しく補強するため、細かく「ひだ」を作りながら革を折り重ねていく技術でひだの幅や高さを均等にする必要があります。
峰島さん:「革の製品になるので、同じ革でも固さとか性質が変わってくるので、毎回同じやり方ではできません。ランドセルのつくりや革の質を見極めながら、一回一回オリジナルのやり方でやっています」
こちらは、背中のクッション部分を担当する岩間さんです。最も子どもが接する部分に、しわや歪みが生まれないよう慎重に革を貼り、背負い心地を追求します。
岩間さん:「おじいちゃんに買ってもらったランドセルをずっと大事にしていたので、そういった思い出を他の子どもたちにもしてもらえればなと思っています」
岩間さんが大事にしているのが、5年ほど前に自身が作ったランドセルを使っている子どもからもらった手紙です。感謝の言葉がつづられていました。
岩間さん:「お守りです。通勤鞄にずっと入れています。ありがとうの手紙が、やっぱり励みになります」
こうした職人たちの思いと技術をつなぎ合わせ、丁寧に作り上げるランドセルについて、専務の中村さんは、職人の技の積み重ねが未来を創ると話します。
中村さん:「ランドセルは日本のカバン業界の要というか、技術の集大成だと思います。軽くする、背負い心地をよくする、6年間以上の耐久性を出す」
「終点がないゴールっていうんですかね、そこを目指していけば、しっかりちゃんとやっていけば、ランドセル業界は明るいと思います」
(2026年1月21日放送「Wake Up 7」より)
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