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外国人観光客が困惑 日本の分煙マナー

文化 - 2023年7月5日 20時10分
こちらきょう(5日)の銀座の様子です午前中から多くの外国人観光客の姿がありました。去年の10月に水際対策が大幅に緩和されたことで日本に訪れる外国人客数はこのように回復傾向が続いていて今年5月時点でコロナ前の約7割まで戻っています。そうしたなか都内観光を楽しむ外国人への取材を通してある課題が見えてきました。それがこちら、外国人にとっては喫煙できる場所が少ないそしてわかりにくいといった不満の声が挙がっていたんです。こうした現状と自治体の対策とは?
東京を訪れ…観光を楽しむ多くの外国人…。日本の食や文化を満喫する一方で不満も…それが・・・「喫煙所をめぐる問題」
「とても難しい難しいことが多すぎる探すのに2時間かかりました。」「表示がないです。喫煙者はそちらへの表示を置くべきです。」「できるだけルールを守ろうとしている」「見つけるのとても難しいです特に観光客としてね」
外国人観光客はスマートフォンなどを駆使して喫煙所を探すもののなかなか見つけられないと話します。日本への旅行経験がある外国人喫煙者への調査によりますと、困ったこととしてその多くが「喫煙できる場所の少なさ・わかりにくさ」を挙げています。こうした状況を改善しようと多くの外国人観光客が訪れる浅草などを有する台東区では観光スポット周辺である取り組みを行っています。
「ここは雷門から少し離れた路地裏ですが このように外国人向けのQRコードが付いた喫煙所マップがあります」
ポスターの2次元バーコードを読み込むと日本語を含む5種類の言語で区内にある公衆喫煙所の場所が表示されます。浅草で喫煙所を探していた外国人観光客は…
「それは知らなかったななるほどね」「これならいま見つけることができるそれは良いことだ」
台東区は観光客に向けて認知度を高めていくことが課題と話しています。
担当者:「海外の方に発信しているSNSだとか観光客向けのサイトを介して台東区の喫煙マナーとか一般的なマナーこちらの方で発信して日本に来て頂く前に台東区のルールを知っていただくような啓発を心かけていきたい取り組んでいきたいと考えております」
日本で進む「分煙マナー」訪日外国人からは歓迎する声があがっています。
「分煙はドイツにとっていいアイデアと思ったなぜならこのほうがクリーンだから」「ドイツでは吸ったらそのまま投げ捨てるのでいたるところに吸い殻を見かけるがここでは見かけないわね」
インバウンドで賑わう東京…喫煙者もそうでない人も心地よい観光を楽しんでもらえるための対策が求められています。

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