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半世紀の歴史に幕 中野サンプラザ閉館

文化 - 2023年7月3日 20時15分
「中野区のシンボル」として、そして「音楽の殿堂」として、半世紀にわたり愛された中野サンプラザがきのう(2日)、惜しまれつつ閉館しました。
特徴的な三角屋根…駅からすぐ目に入る真っ白な外壁…中野のランドマークとして親しまれてきた「中野サンプラザ」…。その歴史は古く…誕生は50年前の1973年です。当時は、集団就職で上京した若者のための「全国勤労青少年会館」という施設名で、ボーリング場やプールなどが併設されていました。中でもコンサートホールは国内外数多くのアーティストが公演を行い、「音楽の殿堂」と呼ばれるほどに。区民だけでなく全国の多く人たちに親しまれてきました。しかし…老朽化や駅前一体の再開発のため、建て替えが決定…。最後の営業日となったきのう(2日)は、それぞれの思い出を胸に、多くの人たちが集いました。
「ここで30年前に結婚式をあげたのでここに来させて頂きました。きのうニュース見てきょうでおしまいっていうことで「行こうか」と…すごく思い出が詰まっていて久しぶりに来てみて懐かしいなと」
「成人式をここでやったんですね今は埼玉に住んでいるんですけど50年でなくなっちゃうって聞いてわざわざ来まして…今考えると今じゃなくってもっと前にやっておけばよかったちょっとそれが心残りでしたね。」
「これは「モーニング娘23」なんですけど毎年ここでお正月とか夏とかコンサートを行ってた場所ハロープロジェクトのファンにとっては聖地なのでギュッと思いが詰まってます寂しいです。なんか泣きそうですよ もう」
午後9時を過ぎ、クロージングのセレモニーが始まり、最期の時が迫ります。
サンプラザ中野くん:「どうぞサンプラザを忘れることなく新しい中野を楽しみにしようではありませんか」
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50年の歴史に幕を閉じた中野サンプラザですが、5年後の2028年度に「NAKANOサンプラザシティ」として、生まれ変わる予定です。駅前や区役所と共に再開発される新施設は、地上61階、高さ262メートルの高層ビルが建ち、商業施設や、最大7000人収容の大ホール、そして、ホテルやマンション、オフィスなどが入る複合施設となる予定です。

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