続く猛暑に球場も対策/Ballparks take measures to cope with consecutive hot days

(スポーツ - 2024年07月23日 19時30分)

きょう(23日)も都内は各地で気温が上昇し、練馬や八王子では36℃を超え5日連続の猛暑日となりました。厳しい暑さの中、高校野球東京大会が行われている神宮球場では対策をとり、試合に臨んでいました。 きょう(23日)も午前中から夏空が広がり気温が上昇した都内。都心の最高気温は、34.5℃を観測…練馬や八王子では、最高気温が36℃を超え、5日連続の猛暑日となりました。東京消防庁管内ではきょう(23日)、午後3時までに熱中症で12歳~96歳の合わせて53人が搬送されています。 猛烈な暑さが続く中、夏の高校野球、東東京大会が行われている新宿区の神宮球場では…。        「現在の手元の温度計37.3℃気持ちい暑さというより危険な暑さとなっています こうした中神宮球場では様々な暑さ対策がとられています。」 「とりあえず水分補給一杯飲んであとはちょっと日陰に隠れたりとかして合間合間に飲んで飲んでっていうかんじで」「飲み物欠かさず首のやつとか保冷バッグにいれてやってますね」 都の高野連は熱中症対策として、観客専用の救護室を球場内に設置していて、体を冷やすための氷や飲み物が用意されています。また、各試合ごとに5回終了時点で、10分間の休憩をとるクーリングタイムが設けられていて、観客は、巨大なクーラーが設置された休憩スペースで、涼を取ることができます。 「次の試合に向けて少しでも体力を温存して二時間にわたる試合に挑めたらなって思って」 都の高野連によりますと、球場内と個人による対策の相乗効果もあり、今年は、熱中症による搬送者がこれまで出ていないということです。 理事長:「去年は相当数の搬送があったが、(今年は)神宮球場では搬送案件は1度もない」「お客自体、学校の生徒さん自体非常に世論の中で熱中症という言葉に対して危険度というか身の危険があるんだという認知度が強いものになってきた」 ///// きょう(23日)は雲一つない青空が広がり、各地で厳しい暑さとなった。きょう(24日)の最高気温は、都心で34.5℃、練馬や八王子、青梅では36℃を超える猛暑に。 今は一年で最も暑い時期だけど、それにしても暑すぎる。この猛暑の背景には「ダブル高気圧」という存在があります。 いま、日本付近は太平洋高気圧とチベット高気圧、2つの高気圧に覆われている。これらの高気圧は広がる高度が違うため、同時に張り出すことで上空で重なり、背の高い高気圧となるんです。高気圧は下降気流なので雲ができにくく、強い日差しで厳しい暑さとなるほか、まるで夏場に布団を2枚重ねているような状況で熱がこもってしまうんです。この状況がこの先も続きそう。 あす(24日)水曜日と(26日)金曜日は広く35℃以上の猛暑となりそう。(27日)土曜日頃から少し暑さがトーンダウンするが、それでも33℃くらいと厳しい暑さには変わりない。また熱帯夜も続く。昼夜問わず、熱中症に警戒を。 そしてきょう(24日)、最新の3か月予報が発表されました。8月から10月にかけても平年よりも気温は高く、高温傾向が続きそうです。去年もかなり夏が長引いたが、今年も同じ傾向となりそうです。 まだまだ暑い日が続くので、体調をしっかり整えていきましょう。

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