立川 ホテル殺人 元少年の初公判弁護側「責任能力なかった」無罪を主張

(事件・事故 - 2023年11月07日 15時05分)

一昨年、立川市のホテルで風俗店の女性店員らを殺傷させて殺人や殺人未遂の罪に問われた元少年の初公判が開かれ、弁護側は「責任能力がなかった」として無罪を主張しました。 起訴状によりますと、一昨年6月、当時19歳だった少年が立川市内のホテルの客室で所持していた包丁で女性の胸を何度も刺して殺害し、廊下で風俗店の男性店員の腹を刺すなどして、重傷を負わせたとしています。きょう(7日)、東京地裁立川支部で裁判員裁判の初公判が開かれ、弁護側は、被告が当時心神喪失状態だったため、「責任能力が無い」と無罪を主張しました。一方で、検察側は被告は完全責任能力があったと指摘し、女性を自殺に巻き込む目的で殺害したとして、「動機は身勝手だ」と述べました。また、きょう(7日)の裁判では被告が不規則発言を繰り返し、裁判長は被告に退廷を命じました。

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