東京モノレール 亀裂は設計ミスによる強度不足

(その他 - 2023年08月29日 13時05分)

羽田空港と東京都心を結ぶ東京モノレールで去年、車体と台車をつなぐ部分に亀裂が見つかった問題で、設計上のミスで走行時の負荷に耐えられなかったことが原因であることが分かりました。 亀裂は、2022年5月に行われた「10000形」の車両の定期検査で車体と台車をつなぐ「枕梁」と呼ばれる部品に見つかり、その後の検査で158箇所の亀裂が見つかっていました。その原因について、車両を設計した日立製作所と合同で調査した結果、設計上のミスで走行の振動により溶接部に亀裂が入ったことが分かったということです。負荷のかかり方が設計時の想定と異なり、強度不足だったとしています。このトラブルにより、2022年6月までに回送を含め169本を運休するなどの影響が出ました。東京モノレールは既に補修を終えていますが、金属板での補強などさらなる改良を2026年までに行う予定です。

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