本好きが共同運営 東京・吉祥寺に新タイプの“書店”
(ビジネス - 2019年12月06日 18時30分)
活字離れもあり、全国の書店の数は年を追うごとに減って厳しい状況に置かれています。こうした中、東京・吉祥寺に「本が大好き」という人たちが集まって共同で運営する書店が開店しました。 吉祥寺通りから少し入ったビルに特徴的な書店があります。7月にオープンした「ブックマンション」です。1区画当たり・1カ月4000円ほどの利用料で、誰でも好きな本を販売することができる新しいタイプの書店です。およそ80人が構える“書店”には、個性的な屋号が張り出され、ディスプレーでそれぞれの個性をアピールしています。ブックマンションのオーナー・中西さんは「本を通して新しい人間関係が築かれていくと感じている」と話します。 いま、活字離れが進み、書店は苦境にあえいでいます。図書関連の流通業者の調査では、書店が市町村に1つも存在しない「書店ゼロ自治体」が全国でおよそ2割にもなっているといいます。誰でも店主になれる“新しい書店”は、本好きの人が趣味としても楽しめるものとなりそうです。
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