大雨から1週間…戸越銀座商店街で影響続く 次の雨への備えも

(地域・まち - 2025年09月18日 19時00分)

東京都内は9月の中旬を過ぎた18日も、季節外れの暑さとなりました。正午すぎの中央区銀座の街は雲がかかっていても蒸し暑く、日傘を差している人の姿も見られました。都内では府中や青梅で猛暑日となり、都心を含む他の地域でも35℃に迫る残暑となりました。その一方で、先日の豪雨で大きな被害が出た品川区の戸越銀座商店街では、土のうを積んで次の大雨に備える店も見られました。 11日の記録的な大雨では、都内各地に被害をもたらしました。1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降り、多くの店舗で冠水被害が出た戸越銀座商店街では、1週間が経過したこの日も営業が再開できず休業中の張り紙が張ってある店や、復旧作業を続ける店が多くありました。 戸越銀座駅近くにある焼き鳥店は、先日の大雨では店の前の通りを川のように水が流れ、冷蔵庫などが水に漬かり、食材を廃棄しなければならなくなるといった被害が出ました。店のオーナーは「とりあえずテイクアウトだけ始めたが、店内での営業はまだできない」と話していました。 また、商店街のそばに住む男性の地下の部屋には当時水が勢いよく流れ込み、パソコンが2台壊れたといいます。男性は「いまだに水が少し出てきているので、吸水シートで取っている」と話しました。 さらに、商店街では18日、次の大雨に備えて土のうを準備する姿が見られました。品川区では区内56カ所の区立公園や施設に合わせて1万4000個以上の土のうを準備していて、商店街近くの公園にも取りに来る人の姿がありました。土のうを取りに来た飲食店の店長は「土のうが(公園に)あると聞いたので。きょうの夕方ぐらいからまた雨が降る予報なので、とりあえず準備だけはしておこうかなと思って。僕らでなかなかできることではないので(区役所による土のうの用意は)ありがたい」と話し、ヘアサロンの社長は「(先週は)土のうを4つしか用意していなくてそれを超えてきてしまったので、今回はしっかり準備して、今回は少し早めに対処しようかなと思う」と話していました。 戸越銀座商店街の会長によりますと、400店舗のうち1割ほどが現在も営業を休止しているということです。

https://s.mxtv.jp/mxnews/amp/mxnews_46513120.html

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