三鷹市長選 現職・新人の一騎打ち
三鷹市長選は現職と新人の一騎打ちの構図となり、三鷹駅前の再開発の是非などが争点となっています。 「三鷹市の玄関口」として知られるJR三鷹駅。南口は飲食店やスーパーなどが並ぶ地域で、この一体の再開発が今回の市長選の大きな争点となっています。 再開発の対象として検討されているのは、南口の中央通りを含む約17万㎡の地域です。三鷹市は防災力を強化するため、建物の建て替えや道路の拡張を計画しているほか、街のにぎわい作りのため、中心地に商業施設やイベント会場などを設ける案を示しています。 市によりますと再開発にかかる具体的な費用は検討中ということです。 「私は再開発の問題を一丁目一番地として三鷹市全体の改革を進めていきたいと考えています。」 再開発の計画を意欲的に進めてきたのが、副市長を経て4年前に初当選した現職の河村孝さんです。 「賑わいをつくりそしてそこに落ちたお金が三鷹の福祉や教育に循環していくそういう構造をどういうふうに作るかが課題だと思っている」 再開発により、三鷹市以外の地域からも人が集まる施設を作り、地域経済を活性化させることで、市の財源が潤うと主張しています。 「今までにない緑の空間を駅前に作っていってそれを賑わいの核にするそれが大事だと私は思っている。三鷹の街が目立っていく注目されることがいい循環にどんどん入っていくそういうふうにしたい」 「駅前再開発を現市長は強調していましたそれも必要かもしれませんしかし今暮らしが大変な市民を応援することではないでしょうか」 三鷹市議会議員を32年務めたベテランの岩田康男さんは、駅前の再開発より、物価高騰によって生活が困難になった家庭の支援が最優先だとし、小中学校の給食費無償化や介護・医療の負担軽減策を訴えています。 暮らしに苦しむその家庭を支援するという意味でもこの学校給食の無償化はその子育て支援の第一歩ではないでしょうか 再開発については、防災の観点からは必要としながらも、近隣の武蔵野市には多くの商業施設があるとして、大型商業施設は不要だと訴えています。 「三鷹は三鷹らしい商店が揃えばそのほうが市民にとってはいいんだ、デパートに行きたければ吉祥寺に行けばいい」 駅前の再開発のあるべき姿は。三鷹市長選挙の投開票は23日に行なわれます。
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