<子どもの未来>史上最年少で数学検定1級合格! 12歳の若き数学者
子育てや独自の教育法など「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は、以前放送した世界に通用する人材を育成する「孫正義育英財団」に再び注目しました。ソフトバンクグループの孫正義社長が4年前に設立したこの財団は、若き才能を支援するため、海外留学や起業の費用は全額補助し、返済義務もありません。2019年7月、財団は新たに支援する42人の若者を発表しました。この中で、史上最年少の11歳で数学検定1級に合格した“若き数学者”を取材しました。 孫正義育英財団の最終選考会には、10歳から25歳の若者が国内外から集まりました。財団の支援を受けようと、若者は自らの研究成果やビジネスの目標を力強く訴えました。才能あふれる若者の熱意に対し、孫さんは「自分の志を明確に強く、しかも情熱を持ってもらえることが、日本の未来、人類の未来を明るくすることだと思う」と語りました。 最終選考会から1カ月半が過ぎた7月17日、財団は新たに支援を行う42人を決定しました。 あどけない表情で数学研究のプレゼンテーションをしたのは、12歳の高橋洋翔君です。高橋君は小学1年の時に高校2年レベルとされる数学検定2級に史上最年少で合格し、2018年には合格率9.4%の数学検定1級も史上最年少で合格した“若き数学者”です。 高橋君は両親と弟2人の5人暮らしで、現在は世田谷区内の公立小学校に通っています。高橋君は2歳の時に立体パズルで遊ぶうち、数学に興味を持つようになり、3歳になる頃には中学校で学ぶ素因数分解を暗算で解けるようになったといいます。 孫正義育英財団で始まる、世界を目指す若者たちとの交流について、高橋君は「(フランスの数学者である)ガロアやフェルマーみたいな人のおかげで僕は数学を楽しめているので、(僕が)新しい概念を生み出すことで、数学をもっと楽しさを感じやすい分野にしたいと思っている」と語り、数学の研究を進めることで、将来、数学に関心を持つ子どもを増やしたいと意気込んでいます。
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