八丈島近海が震源 地震相次ぐ

(地域・まち - 2023年05月15日 20時10分)

きのう(14日)の夕方以降、八丈島の近海を震源とする地震が10回観測され、気象庁は、今後の地震活動に注意を呼びかけています。 気象庁によりますと、きのう(14日)午後5時12分ごろ、伊豆諸島の神津島村で震度3を観測する地震がありました。また、9分後の午後5時21分にも八丈島近海を震源とする地震が相次ぎ、体に感じる地震は、きのう(14日)夕方からきょう(15日)未明までに合わせて10回、観測されています。一連の地震では若干の海面変動の恐れがあったものの、いずれも津波の心配はありませんでした。これまで八丈島では2021年7月に震度4の地震が発生し、今年3月にも震度3の地震があるなど地震活動がやや活発になっていました。今回の地震について専門家は、地震のエネルギーで言えば、「震度6強クラス」だったと指摘しています。 「(11日に)千葉県南部で震度5強の地震があったが」「八丈島の一連の活動は、地震学的には重要で大きな地震、エネルギーでいうと(千葉の)10倍以上大きな地震が起きています。」「震度6弱とか6強が十分に想定される地震ですね」「たまたま上に人が住んでいなかったために、震度3で済んで幸運だったと考えた方がいいと思います。」 また長尾教授は地震の回数が多い理由について、大きなエネルギーの地震だったため、その余震だと分析しています。気象庁は今後、揺れが大きければ津波が起きる恐れがあるため、今後の地震活動に注意してほしいと呼びかけています。

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