<首都決戦2026>衆院選・東京7区 無党派層への浸透は…前職と新人、計6人の乱戦
衆議院選挙は2月8日の投開票日に向けて激しい選挙戦が続いています。TOKYO MXは東京都内の注目選挙区の選挙戦をお伝えしています。今回は、渋谷区と港区が選挙区の「東京7区」です。「都市部や若年層に多く、期日前投票に投票する人が少ない、その時の“風”が反映されやすい」といわれる“無党派層”が多いとされる東京7区は前回=2024年の選挙では、公認候補ながらも政治資金の不記載問題を追及された自民党の丸川珠代さんらを押さえ、立憲民主党の松尾明弘さんが当選しました。今回は自民党と連立を組む日本維新の会の渡辺泰之さんも出馬して与党対決となっています。さらに国民民主党の入江伸子さん、参政党の石川友梨香さん、チームみらいの峰島侑也さんも立候補し、1議席を6人で争う混戦となっています。 中道改革連合の前職・松尾明弘さん(51)は「(今回の解散は)まさに自分ファースト、自己都合解散じゃないですか。何のために解散するか。少し議席を増やしたい、増やす議席はみんな『裏金議員』ではないか」と、国の予算編成が進む中での衆院解散を批判します。また、自身の政策については、医療や介護などの現場で働く人の給料を上げ、社会全体の賃金上昇につなげたいと主張します。野田共同代表や公明党の西田幹事長らが演説に駆け付けるなど、中道の協力体制に支えられながら、選挙戦で大切にしているのは有権者とのコミュニケーションです。松尾さんは「選挙は一方的にこちらが訴えるだけでなく、近い距離で多くの人とコミュニケーションできる場。そこで皆さんの声をきちんと聞くことも大切に思っている。そういったことを繰り返しながら選挙戦をやっている」と話しています。 前回の衆院選で政治資金の不記載問題が逆風となり敗れた、自民党の新人で元五輪担当相の丸川珠代さん(55)は「(不記載問題については)これからまだ必要があれば、もちろん説明をしていくことも考えている。最後は政策でこの人が必要だと思ってもらえることが一番重要だと思っている」と語ります。参院議員時代に取り組んだ「社会保険料の負担軽減」のほか、党が掲げる積極財政の一環としてレアアースへの投資などを訴えます。また、高市政権の高い支持率を追い風とするべく、街頭演説では「大きな決断できる高市早苗さん」「高市早苗さんと片山さつき財務相と共に、強く豊かな日本列島をつくりたい」などと、首相の名前を何度も口にしています。 日本維新の会の新人・渡辺泰之さん(53)は「かつての上司でもある高市(元)総務相。渡辺泰之は23年間、総務省で働き、4年間上司として仕えたのが高市早苗さん」と演説しています。総務省の職員として法案の策定などに携わった経験を生かし「スパイ防止法」などの制定を目指しています。今回、与党対決となりますが、維新が培ってきた東京7区の支持層を引き継ごうと出馬し、連立与党として自民党と緊張感を持った関係で改革を進めたいと話します。渡辺さんは「(高市首相は)決断力がある。しかし周りがしがらみだらけで動かない。高市首相の決断と前進を進めるためには、連立政権にわれわれ日本維新の会が入っていないといけない」と訴えます。 国民民主党の新人・入江伸子さん(63)は、都民ファーストの会の都議を2期8年務め、出産や子育て支援を進めてきたと実績をアピールします。そして「都政だけでは解決できない税制、古い硬直化したさまざまな国の規制を改善したい」などと訴え、住民税の控除額の引き上げなど「国政でしかできない」という政策を訴えています。またSNSの発信に力を入れ、若い世代に人気のインフルエンサーと協力するなど、無党派層の支持拡大を狙います。入江さんは「商店街を歩くことも大切だが、SNSだけを見て判断する人が非常に多い選挙区だと思うので、そちら(SNS)もいろいろ発信している」と説明しています。 写真館でスタッフとして働く参政党の新人・石川友梨香さん(29)は「庶民である私石川友梨香がここで若者の中から声を上げることで、政治をもっと身近に感じてもらい、ハードルが高くないと認識してもらい、一緒に政治に参加してほしい」と呼びかけます。選挙区内の渋谷区では外国人観光客によるごみのポイ捨てなどが問題になっていると主張し、外国人の受け入れ人数の規制を掲げます。また、29歳と選挙区の候補者の中で最年少であることをアピールし、若者の票の獲得を狙います。石川さんは「若者の投票率も低いので、当事者意識を持ってもらうということは訴えたい。言葉も難しく、政治のことがよく分からない。だから、そういうところをかみ砕いて皆さんが分かりやすく少し踏み込みやすい情報発信をしていきたい」と意気込みます。 チームみらいの新人・峰島侑也さん(35)は「選挙のたびに消費減税を掲げ、国会が始まったらやらない。そんなことをしていては政治は前に進まない」と訴えます。社会保険料が現役世代の負担となっているとして、引き下げを消費税の減税より優先すべきだと訴えます。党の実績として政治資金の収支公開システムの開発を挙げ、自身が民間企業で企業のデジタル化に携わった経験を生かし、国政のデジタル化を進めると強調します。峰島さんは「この半年間、チームみらいがスピード感にこだわっていろいろなことに取り組んできた。半年間、そして1議席でここまでできるんだということを多くの人に知ってもらいたい」と話します。 衆院選は2月8日に投票日を迎え、即日開票されます。 ■衆院選・東京7区(渋谷区・港区)立候補者(届け出順・敬称略) 峰島侑也(35,みらい・新) 丸川珠代(55,自民・新) 渡辺泰之(53,維新・新) 松尾明弘(51,中道・前) 石川友梨香(29,参政・新) 入江伸子(63,国民・新)
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