日本一高いビル「Torch Tower」起工式

(地域・まち - 2023年09月27日 20時00分)

日本一高いビル、「トーチタワー」の建設が始まりました。東京駅近くの建設現場ではきょう(27日)起工式が行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。 東京駅・日本橋口の目の前に建設が計画されているのが、高さ約390メートル、日本一高いビルとなる「Torch Tower」です。きょう(27日)の起工式では、三菱地所の中島社長が、「安全第一で工事を進めたい」と話し、再開発への意気込みを語りました。 中島社長:「おこがましいが、日本・東京の未来を明るく灯していきたいそういう存在でありたいとという思いを込めた」「Torch Tower」は、2027年度に完成し、28年度に開業する予定です。 ///// きょう(27日)の起工式を取材したんですが、三菱地所の中島社長は、「日本一の高さに固執せず、日本一魅力のあるエリアにしたい」と話していたのが印象的でした。 ではいったいどのようなビルになるのか、みてみますと、最上部には、高さ約390メートルから都心を一望できる展望台が設けられ、その下には高級賃貸住宅が入るということです。そしてアジア初進出となる外資系高級ホテルが入るほか、7階から52階がオフィス空間となります。リモートワークが普及したコロナ禍を経験したからこそ、出社する意味を持たせて、来たくなるようなオフィスを目指したいということでした。また、低層部に大型のホールや、屋外広場も整備されます。さらに…東京駅の周辺ではこの「トーチタワー」以外にも、再開発が進んでいます。 2028年度に開業予定の「トーチタワー」以外では、地上45階建ての複合施設・東京ミッドタウン八重洲が今年3月に完全開業したほか、すぐ近くでは、劇場やバスターミナルを備えた地上51階建ての複合施設が2025年度に完成予定です。ただ、こちらの建設現場では、今月19日に鉄骨の落下事故が起き、工事が中断されていて完成時期に影響を与えることも懸念されています。 そしてさらに日本橋付近の首都高の一部を地下トンネル化する工事も進んでいて、東京駅周辺の再開発はまだまだ続くことになりそうです。

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