東急田園都市線の車両が衝突・脱線 渋谷-鷺沼駅間で運転見合わせ続く

(事件・事故 - 2025年10月06日 21時00分)

10月5日午後11時ごろ、東急田園都市線の中央林間発渋谷行きの普通列車が神奈川県川崎市の梶が谷駅に到着した際、回送中の列車に衝突し、回送列車の車両が脱線する事故が発生しました。梶が谷駅では事故から一日近くたっても事故車両がホーム付近で止まったままとなっています。影響は一夜明けても続き、田園都市線は6日も始発から渋谷-鷺沼駅間の上下線で運転見合わせが続いています(6日午後9時現在)。 東京都内の田園都市線沿線の各駅周辺では、バスやタクシーを待つ人たちで混雑が見られました。三軒茶屋駅前では、渋谷方面にバスで行こうとする人たちで長蛇の列ができ、二子玉川駅前で男性は「溝の口-二子玉川駅間が止まってしまうと、あすは歩きかなと心配」、自由が丘駅前で女性は「(午前11時ごろは)普段は立っている人があまりいないぐらいだが、きょうはぎっしり。安全第一に運行してほしい」などと話していました。 また、沿線にある世田谷区の駒沢大学では、対面の授業を全て休講とする対応が取られました。3年生の学生たちは「授業はないが、サークルの活動があって頑張って来た」「授業の準備をしていたのに、なくなったのでびっくりした」「いつもと違うルートで帰ることになるので、きちんと調べて余裕を持っていかないと」などと話していました。 運輸安全委員会によりますと、衝突・脱線した回送列車は見習い運転士が運転していたということです。また、東急電鉄は事故原因について、脱線した回送列車が速度超過の信号を受けて所定の位置より手前で停車し、最後尾の車両が向かってきた列車の進路上にはみ出し、ぶつかったとみています。

https://s.mxtv.jp/mxnews/amp/mxnews_46513120.html

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